マスターディテールレポートを作成する際、マスターディテールバンドの一部のディテール（下位の項目 ）が 1ページに収まり、別の部分が次のページに移動することがあります。これは、すべての詳細レコードが1ページに収まりきらないために起こる可能性があります。この場合でも、マスターとそのディテールを1ページに出力する必要がある場合は、詳細を保持プロパティを使用することができます。 デフォルトでは、このプロパティはfalseに設定されています。
上の図は、詳細の一部が1ページに配置され、詳細の他の部分が次のページに移動しているレポートを示しています。プロパティがtrueに設定されている場合、レポートジェネレータは、マスターとディテールのレコードを1つのページに 配置しようとします。 レポート・ジェネレータがそれを行えない場合、マスターとディテールが一緒に次のページに移動されます。
上の図は、マスターの詳細を保持プロパティをtrueに設定したレポートの例です。このままでは、データが強制的に分割され、別々のページに表示されることになります。この場合、マスターコンポーネントが多くのディテールレコードを持ち、ページ上でかなりの部分を占めており、詳細を保持プロパティがtrueに設定されていると、各ページの下部に大きな空白ができる可能性があります。
