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[帳票開発ツール]Stimulsoft レポート&ダッシュボード ユーザーマニュアル

クエリを作成 する際に、パラメータ オブジェクトを 使用することが可能です。 このオブジェクトは、データを選択するための追加条件をクエリに送信するためのものです。たとえば、クエリを実行するたびにユーザが入力した値を使用する必要がある場合、パラメータを使用したクエリを作成することができます。 パラメータ オブジェクトは SQL データソース でのみ使用することができます。 これらのデータソースは、通常 テキストクエリ フィールドを備えています。クエリに パラメータを挿入するには 、「新規パラメーター ボタンを  クリックする必要があります。 下の図は、「新規パラメータ 」  ボタンがあるツールバーを示しています。

 

 

このボタンをクリックすると、新しいパラメータが作成されます。このパラメータは 、"列 " パネルの "パラメータ " タブに表示されます。下図は、パネルとパラメータタブの例です。

 

 

各パラメーターには、その設定を変更するためのプロパティがあります。下図は、パラメータのプロパティを表示したパネルです。

 

 

 

各パラメーターには、そのパラメーターに入力するための値を指定することができます。値は、式、const、変数などです。例えば、{x + y}や {variable}などです。

名前プロパティ。パラメータの名前を変更するために使用します。この機能は、名前付きパラメータに対してのみ機能する。

サイズプロパティ。 パラメータで使用される型のサイズを変更するために使用されます。データベース内の各型は、それぞれ独自のサイズを持っていることに留意してください。したがって、クエリを使用する場合は、正しい型のサイズを指定する必要があります。アダプタによっては、データベースのサイズを省略できるものもありますが、 一般的には、サイズが指定されていなかったり間違っていたりすると、 これらのパラメータを使ったクエリが正しく実行されなくなります。

パラメータの種類を変更するには、タイププロパティを使用します。プロパティの値はドロップダウン・リストにあり、特定のデータベースのパラメータで使用されるタイプのリストです。データベースによって型のリストが異なることに注意する必要があります。

 

また、クエリでパラメータを指定する必要があります。以下は、クエリにおけるパラメータの位置の模式図の例です。

 

 

原則として、@記号は クエリ内のパラメータを指定するために使用されます。 記号は名前つきパラメータで使用 します。つまり、@ 記号の後に  パラメータ 名を記述します。 しかし、一部のデータベース (たとえば OleDB) では、@記号が アダプタに認識されず、パラメータを含むデータベースクエリが 動作しないことがあります。 この場合、無名パラメータを使用することができます。 無名パラメータをクエリで指定するには、? キャラクタを 使用します。文字の後はパラメータ名を指定しません。この場合、[パラメータタブでのパラメータの順序が 重要になります。クエリ内の ?文字を示すように、パラメータは「 パラメータ 」タブからトップダウンで順次取得されます。 次のような例を考えてみましょう。クエリで指定するパラメータが3つあるとします。

 

 

この場合、無名のパラメータ( )が使用されているので、実行時には、クエリのパラメータはパラメータタブからトップダウンの順序で取得されます。下の図は 、「パラメータ」タブのパラメータとクエリのパラメータ比較したものです。

 

 

この場合、この例で使用されているパラメータは、名前を持つことができますが、 ? 文字を使用する場合それらは何の役割も果たしません。パラメータに対するクエリを作成して実行すると、作成されたデータソースの「パラメータ」タブにある 「辞書」にもパラメータが表示されるようになります。下の図は 辞書パネルとそこにパラメータを配置する例です。

 

 

データソースとは別にパラメータを編集するにはデータ辞書でパラメータを選択し、辞書内のツールバーの 編集」を 押すか、選択したパラメータのコンテキストメニューから 編集」項目を選択します。ボタンを押すか、「編集」を選択すると、パラメータの編集ダイアログが表示され、そこで選択したパラメータを編集することができます。 下図は、「パラメータを編集 ダイアログの一例です。

 

 

このフィールドにはパラメータの 名前が表示され編集することができます。

この フィールドには、 パラメータのタイプが表示され、編集することができます。

フィールドには クエリパラメータで使用されている式が表示され、必要であれば編集することができます。

コピーを保存 ボタンは、編集したパラメータのコピーを保存するもので、  パラメータ名にコピーという接頭辞を付けます。

タブ パラメータの値として,式やデータカラムへのリンクなどが指定されます.

変数タブ パラメータの値として変数を指定します。

 

 

SQLパラメータとして変数を使用する

 

パラメータの値として変数を指定することができます。この場合、データを要求する際に変数の値がパラメータの値となります。クエリで変数をパラメータとして使用するには、2つの方法があります。

データ辞書に変数を作成する。データソースを開いて編集する。データソースにパラメータを作成する。このパラメータの値として、変数を指定します。クエリのテキストにパラメータを挿入します。

変数の作成・編集時に、「SQLパラメータとして使用を許可する」チェックボックスを設定します。

 

 

 

この変数をクエリのテキストに登録します。変数名の前に特別な"@"記号を使用します。

 

 

 

OKをクリックします。これで、変数がデータソースに存在し、クエリのパラメータとして使用されるようになりました。