グループ化されたレポートを表示する場合、「ネスト」と呼ばれる複数のグループ化を使用して、目的の出力を得ることができます。例えば、「顧客」を場所ごとにグループ化し、さらにアルファベット順にサブグループ化することができます。このようなスタイルのレポートを作成するには、データバンドの前に必要な数のグループヘッダーバンドを配置し、その直後に同じ数のグループフッターバンドを配置することが理想的です。
不要な グループフッターを省くことは可能ですが、予期せぬ結果を避けるため、レポートには常に同じ数のグループヘッダーとグループフッターのバンドを 配置することをお勧めします。グループフッターバンドの数がグループヘッダーバンドの数より多い場合、外側のバンドが使用され、内側のバンドは無視されます。グループフッターバンドの数がグループヘッダーバンドの数より少ない場合、データ バンドに近い位置にあるグループヘッダーバンドは、フッターなしで出力されます。
重要： レポート内のグループヘッダーとグループフッターのバンドは同数にすることを推奨します。
各グループヘッダーバンドでは、グループ化基準を指定する必要があります。レポートをレンダリングする際、グループヘッダーバンドは、ページ上に表示される順番に上から下へと処理され、一番上のバンドが最初に処理され、次にその直下に配置されたバンドが処理されます。グループフッターバンドをレポートページに配置する場合、最後のグループフッターバンドが常に最初のグループヘッダーバンドに 関連付けられることを覚えておくことが重要です。
