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[帳票開発ツール]Stimulsoft レポート&ダッシュボード ユーザーマニュアル

 

データ辞書には、「関数」カテゴリがあります。このカテゴリには、特定の合計を計算したり、目的の値を返したりするのに使用する要素が含まれています。関数」カテゴリのすべての要素は、グループに分かれています。以下の表は、関数のリストとその簡単な説明および例を示しています。

 

関数:

関数

機能説明

サンプル

 

日付



{DateDiff(,)}

指定された日付間の距離を計算する
引数はDateTime型であること
TimeSpan値を返す。

{DateDiff(DateSerial(2022,1,30),DateSerial(2022,1,1))} となる。- の場合、結果は29.00:00:00となり、29日ということになります。
{DateDiff(DataSource.Column1,DataSource.Column2)} - Column1の各値に対して結果が計算されます。

{DateSerial(,,)}

日付を指定します。
引数は年、月、日
DateTime 値を返す。

{DateSerial(2022,1,30)} - 結果は 1/30/2022 12:00:00 AM です。
この関数は DateTime 値を返しますが、日付だけを表示したい場合は、テキスト コンポーネントにテキスト フォーマットを適用する必要があります。

{Day()}

指定された日付から1日を表示
引数はDateTime型であること
long値を返す。

{Day(DateSerial(2022,1,30))}- 引数で2016年1月30日が指定されているので、結果は30になります。
{Day(DataSource.Column)} - Columnの値ごとに結果が計算されます。

{DayOfWeek()}

指定した日付の曜日をテキストで表示します。
引数で指定します。

Date (DateTime 型)
Culture (string 型)
結果を大文字で表示するか小文字で表示するか、true または false (bool 型)
システムカルチャーとデザイナーローカライズのどちらを使用するかによって true または false (bool 型)
string 型を返します

曜日型{DayOfWeek(DateSerial(2022,1,30))}を返します。- の場合、結果は日曜日になります。
{DayOfWeek(DataSource.Column)} - 各値に対して曜日が計算されます。

 
{DayOfWeek(DateSerial(2022,1,30), "de")} - 各値に対して曜日を計算します。- de文化が設定されているので、結果はSamstagになります。
{DayOfWeek(DataSource.Column, "de")} のようになります。- すべての結果は de カルチャーに対応します。
 
{DayOfWeek(DateSerial(2022,1,30), "en", false)} - 小文字から始まる曜日、つまりsundayになります。
{DayOfWeek(DataSource.Column, "de", true)} - 曜日は大文字から開始します。
 
{DayOfWeek(DateSerial(2022,1,30), false)} - システムで使用されているカルチャーで曜日が表示されます。
{DayOfWeek(DataSource.Column, true)} - レポートデザイナで使用されるカルチャに曜日が表示されます。

{DayOfYear()}

曜日を表示する
引数に日付を指定する(DateTime型)
long値を返す。

{DayOfYear(DateSerial(2022,2,14))} となります。- の場合、2月14日は1年の45日目なので、結果は45となります。
{DayOfYear(DataSource.Column)} - Columnの各値に対して、1年のデータを計算します。

{DaysInMonth()}

月内の日数を表示します。
引数で指定します。
Date(DateTime型)
Year and month(long型)
long値を返す。

{DaysInMonth(DateSerial(2024,2,1))} となります。- 2024 年はうるう年で、2 月は 29 日なので、結果は 29 になります。
{DaysInMonth(DataSource.Column)} - 各値に対して、1ヶ月の日数が計算されます。
 
{DaysInMonth(2022,3)} - 3月は31日なので、結果は31になります。

{DaysInYear()}

1年の日数を表示します。
引数で日付(DateTime型)または年(long型)を指定
long値を返します。

{DaysInYear(2024)} - 2024年はうるう年なので、結果は366日になります。
{DaysInYear(DataSource.Column)} - Columnの各値に対して、1年間の日数が計算されます。
 

{Hour()}

時間を表示します。
引数で時間を指定(DateTime型)
long値を返します。

{Hour(DataSource.Column)} - 各値から1時間分を表示します。例えば、時刻が16:22:36の場合、結果は16となります。

{Minute()}

分を表示します。
引数で時間を指定(DateTime型)
long値を返します。

{Minute(DataSource.Column)} - 各値から分が表示されます。例えば、時刻が16:22:36の場合、結果は22となります。

{Month()}

月を表示します。
引数で時間を指定(DateTime型)
long値を返します。

{Month(DateSerial(2022,12,1))}- の場合、日付は2022年12月1日に設定されているので、結果は12になります。
月(DataSource.Column)} - Columnの各値に対して、月が表示されます。
 

{MonthName()}

指定された日付の月名を表示
引数で指定します。
Date(DateTime型)、culture(string型)
Culture(string型)で指定します。

true または false 値(bool 型)、結果を大文字で表示するか、小文字で表示するか。 結果を大文字で表示するか小文字で表示するかという真偽値(bool 型)
システムカルチャとデザイナーのローカライズのどちらを使用するかによって、true または false の値 (bool 型) を指定します。
文字列値を返します。

{MonthName(DateSerial(2022,1,1))}を返します。- 2022年1月の1が設定されているため、結果は1月となります。
{MonthName(DataSource.Column)}-結果は各Column値の月名となります。
 
 
{MonthName(DateSerial(2022,2,1),"de")}-結果は各Columnの値に対応する月の名前です。- の場合、結果はde文化、すなわちFebruarに対応します。
{MonthName(DataSource.Column,"en")}- すべての月の名前は en 文化に対応します。
 
{MonthName(DateSerial(2022,1,1), false)} - 月名は小文字で表示されます。
{MonthName(DataSource.Column, true)} - 月の名前は大文字から始まります。
 
{MonthName(DateSerial(2022,1,1), false)} - 月の名前は、システムで使用されている文化に対応します。
{MonthName(DataSource.Column, true)} - 月の名前は、レポートデザイナーのカルチャに対応するカルチャに対応します。

{Second()}

秒を表示します。
引数で時間を指定(DateTime型)
long値を返します。

{Second(DataSource.Column)} - 各値から秒数が表示されます。例えば、時刻が16:22:36の場合、結果は36となります。

{TimeSerial(,,)}

時刻を表示します。

引数で時、分、秒を指定(long型) TimeSpanの値を返します。

{TimeSerial(1,14,20)} - 結果は 01:14:20, 1 時間 14 分 20 秒です。

{Year()}

年を表示します。

引数に日付を指定(DateTime型) long値を返す。

{Year(DateSerial(2022,1,2))} - 日付が2022年1月2日なので、結果は2022年となります。
{Year(DataSource.Column)} - 各Columnの値から年を表示します。

 

数学:



{Abs()}

絶対数を表示します。
引数に数値を指定します(double,decimal,long型)
それぞれdouble,decimal,longを返します。

{Abs(-42)} -結果は42です。
{Abs(DataSource.Column1)} - 結果はColumn1の値から絶対数、つまり数値を考慮しない値になります。

{Acos()}

角度の値をラジアン単位で表示します。
引数のcos値(double型)
double型のラジアン単位の角度値を返します。

{Acos(-1)} - ラジアン単位の角度は、値cos = -1、すなわち角度は〜3.14となるように計算されます。
{Acos(DataSource.Column1)} - すべてのcos値に対して、ラジアン単位の角度が計算されます。

{Asin()}

ラジアン単位で角度値を表示します。
引数のsin値(double型)
ラジアン単位の角度の値をdouble型で返します。

{Asin(0)} - ラジアン単位の角度は、値sin = 0、すなわち角度が0である場合に計算されます。
{Asin(DataSource.Column1)} - すべてのsin値について、ラジアン単位で角度を計算します。

{Atan()}

ラジアン単位で角度の値を表示します。
引数のtan値(double型)
角度の値をdouble型のラジアン単位で返します。

{Atan(-1)} - 値tan = -1に対してラジアン単位の角度が計算される、つまり角度は~ -0.79 になる
{Atan(DataSource.Column1)} - すべてのtan値に対して、ラジアン単位の角度が計算されます。

{Ceiling()}

指定した数値の最大整数値を表示します。

引数で値を指定(double, decimal 型) double, decimal 型のラジアン単位の角度の値を返します。

{Ceiling(25.124)} - この関数を使用した場合、数値は丸められないことに注意する必要があります。
{Ceiling(25.9)} - 計算結果は26です。
{Ceiling(DataSource.Column)} - すべてのColumn値について、最も近い最大整数が検索され、表示されます。

{Cos()}

cos値を計算し、表示します。

引数にラジアン単位の角度の値を指定(double 型) double, decimal 値を返します。

{Cos(0)} - 結果は1です。
{Cos(DataSource.Column1)} - すべての値に対して、角度のcosが計算されます。

{Div()}

ある引数から別の引数への割り算の結果を表示します。
引数には、以下のものを指定します。
配当と除数(double, decimal, long 型)。

配当と除数、除数が0に等しい場合の結果である値。

 

double型、decimal型、long型の値を返します。

{Div(2,1)} - 2 / 1 = 2なので、結果は2です。
{Div(2,0,4)} - 除数が0であり、第3引数が表示されるため、結果は4となります。
 
{Div(DataSource.Column1,DataSource.Column2,DataSource.Column3)} - Column1 の値を Column2 の値で割った結果が表示されます。この場合、Column2にゼロの値が含まれていれば、この行には、割り算の結果の代わりに、Column3の値が表示されます。
 

{Exp()}

数値eを指定された次数まで上昇させた結果を表示します。

引数は、数値 e がどの程度まで上昇するかを示す(long 型) double 型の値を返します。

{Exp(4)} - 数eを4次まで上昇させる。
{Exp(DataSource.Column1)} - Column1の各値が、数値eが上昇する度合いとなります。

{Floor()}

指定された数値までの整数の最小値を表示します。

引数で値を指定(double, decimal 型) double, decimal 型の値を返します。

{Floor(123.59)} - これが最も近い最小の整数なので、結果は123になります。この関数は数字を丸めないので注意が必要です。
Floor(101.99)} - 計算結果は101です。
{Floor(DataSource.Column1)} - すべてのColumn1値に対して、最も近い最小の整数が検索され、表示されます。

{Log()}

自然対数を計算します。

引数で値を指定(double 型) double 型の値を返します。

{Log(x)}、xは数値または式、結果は自然対数の計算結果です。

{Maximum(,)}

2つの値を比較し、最大値を表示します。

引数に二つの値を指定(long, decimal, double 型) long, decimal, double 型の値を返します。

{Maximum(5,9)} - 結果は9です。
{Maximum(DataSource.Column1,DataSource.Column2)} - Column1の値が全てColumn2の値と等しくなります。レポートには最大値が表示されます。

 

{Minimum(,)}

2つの値を比較し、最小値を表示します。

引数に2つの値を指定(long, decimal, double型) long, decimal, double型の値を返します。

{Minimum(5,9)} - 結果は5です。
{Minimum(DataSource.Column1,DataSource.Column2)} - Column1の値が全てColumn2の値と等しくなります。レポートには、最小の数値が表示されます。
 

{Round()}

値を整数または一定の小数点以下の数値に切り上げます。

引数には、以下のものを指定します。値(10進数、double型)。

小数点以下を切り上げる文字数(int型)。

 
10進数、double型の値を返します。

{Round(7.56)} - 結果は8です。
{Round(DataSource.Column1)} - すべてのColumn1の値は、数学的な丸め規則に従って丸められます。
 
{Round(5.7896541897,3)} - 結果は5.789です。
{Round(DataSource.Column1,2)} - データ列からのすべての値は、数学的な丸め規則に従って、小数部の小数点以下2桁に丸められます。

{Sign()}

インジケータを表示します。正の数の場合は 1、0 - すべてのゼロの値の場合は -1、負の数の場合は -1 です。

引数で値を指定します(long型、10進数型、double型)。 long 型の値を返します。

{Sign(256)} -結果は1です。
{Sign(0)} -結果は0です。
{Sign(-157)} - 結果は-1です。
{Sign(DataSource.Column1)} - Column1 の各値に、数値の符号に応じたインジケータを割り当てます。

{Sin(0)}

角度のsinを計算します。

引数(double型)に角度の値(ラジアン)を指定します。 long型の値を返す。

{Sin(0)} - 結果は0です。
{Sin(DataSource.Column1)} - すべての値に対して、sin角を計算します。

{Sqrt()}

数値の平方根を計算します。
数値は引数(double型)で指定します。
double型の値を返す

{Sqrt(4)} - 4の平方根は2なので、結果は2になります。
{Sqrt(DataSource.Column1)} - Column1の全ての値に対して、平方根を計算します。

{Tan()}

角度のtgを計算します。

引数(double型)に角度の値(ラジアン)を指定します。 long 型の値を返す。

{Tan(90)} -結果は ~ -1.995 です。
{Tan(DataSource.Column1)} - すべての値に対して、角度のtanが計算されます。

{Truncate()}

丸めずに整数部のみ表示します。
引数(double, decimal型)で値を指定します。
double, decimal 型の値を返します。

{切り捨て(Sqrt(5))}となります。- の場合、5の平方根は〜2.236なので、結果は2の数値になります。この数値の整数部は2です。

{Truncate(DataSource.Column1)} - すべてのColumn1値の整数部のみが表示されます。

 

印刷ステータス:



{IsNull(,)}

指定されたデータ列でNULL値を識別します。NULL値がある場合、結果はtrue、それ以外の場合 - falseです。

引数には、以下のものを指定します。データソース(オブジェクト型) 列名(文字列型)。

 
bool型の値を返します。

{IsNull(DataSource.Column)} - レンダリングレポートにおいて、NULL値の代わりに真値が出力され、その他の値の代わりに偽値が表示されます。
 

{Next(,)}

次の行の値を表示します。次の行の値が NULL の場合、結果は 0 になります。

データソースは、引数(オブジェクト型)と列名(文字列型)で指定します。 オブジェクト型の値を返します。

例えば、Column列には、2, 5, 9の値が含まれています。そこで、関数 {Next(DataSource, "Column")} を使用すると、最初の値は 5、2番目は 9、3番目は null となります。

{NextIsNull(,)}

文字列の値と次の行の値を比較します。次の行の値が0またはNULLの場合、結果はtrue、それ以外の場合 - falseです。

引数には、以下のものが指定される。

データソース(オブジェクト型) 列名(文字列型)

 
bool 型の値を返します。

例えば、Column データ列に 2, 0, 9 という値が含まれている場合、関数 {NextIsNull(DataSource, "Column")} を使用すると、最初の値は true、2 番目は false、3 番目は true となります。

{Previous(,)}

前の行の値を表示します。次の行の値がNULLの場合、結果は0になります。

引数には、以下のものが指定される。

データソース(オブジェクト型) 列名(文字列型)。

 
オブジェクト型の値を返す。

例えば、Column 列に値 2、5、9 が含まれているとします。この場合、関数 {Previous(DataSource, "Column")} を使用すると、最初の値は NULL、2 番目の値は 2、3 番目の値は 5 になります。

{PreviousIsNull(,)}

文字列の値を前の行の値と比較します。前の行の値が0またはNULLの場合、結果は真、それ以外の場合 - 偽となります。

引数には、以下のものが指定されます。データソース(オブジェクト型)。列名(文字列型)。

 
bool型の値を返します。

たとえば、Column データ列に 2、9、0 という値が含まれている場合、関数 {PreviousIsNull (DataSource, "Column")} を使用して、最初の値は true、2 番目は false、3 番目は false となります。

 

プログラミングのショートカット:



{Choose()}

インデックスで値を表示します。

引数はインデックスと値を指定します。インデックスごとに値を返します。

すべての商品グループは、高価な商品、中価格の商品、安価な商品というカテゴリーでグループ化されています。各グループにはインデックスが割り当てられます:高価なもの - インデックス1、平均的なもの - インデックス2、安価なもの - インデックス3。レポートは、それらのインデックス - カテゴリの代わりに表示される必要があります。この場合、Choose関数を使用することができます。

 

{Choose(DataSource.Column1, "expensive", "average", "cheap")} とします。- とすると、インデックス1の代わりにexpensive、インデックス2の代わりにaverage、インデックス3の代わりにcheapという値が表示されます。

{IIF(,,)}

条件によって、特定の値を表示させるために使用します。

引数には、条件を指定し、条件が真の場合は値(true)、条件が偽の場合は値(false)
オブジェクトタイプの値を返します。

インベントリーレポートでは、アイテムの数を追跡する必要があります。物流担当者の仕事は、商品の数量が0に近づいてきたとき(6個以下)、これらの商品を注文する必要があるということです。レポートの中で重要な位置を視覚的に強調するには、関数{IIF (,,)}を使用します。

 

{IIF(DataSource.Column1 > 6, "Minimum", "Normal")},
ここで、DataSource.Column1 - 商品数量の値を持つ列、6 - 商品数量の極値、Minimum - 商品在庫が6未満の場合に表示する値、Normal - 商品在庫が6以上の場合に表示する値、です。

{Switch()}

指定された条件が満たされたときに、指定された値を代入します。
引数で、条件と、その条件が満たされた場合に割り当てられる値を指定します。このような条件と値のペアは、
に指定することができます。 オブジェクトタイプの値を返す。

例えば、従業員のリストがレポートに表示され、その役職を表示する必要があるとします。Nancyはリードプロジェクトマネージャー、Andrewはチーフデベロッパー、残りの社員(6人)はジュニアです。この場合、Switch関数は3組の「条件-値」引数を持つことになります。

{Switch(Employees.FirstName == "Nancy", "Manager", Employees.FirstName == "Andrew", "Developer", Employees.FirstName!= "", "ジュニア" )}。

 

文字列::



{Arabic()}

これらの数値をアラビア数字に変換します。
値は引数(文字列型またはint型)で指定します
文字列型の値を返します。

{Arabic(2)} - 数値2がアラビア文字で表記されます。
{Arabic(DataSource.Column1)} - Column1 のすべての数字がアラビア文字になります。

{DateToStr()}

日付をテキスト値に変換します。
引数では、以下のように指定します。
Date(DateTime型)
大文字で始まるヘッダを表示するか、小文字で始まるヘッダを表示するかのブール値(true または false)。
文字列型の値を返す。

{DateToStr(DataSource.Column1)} - Column1 のすべての日付がテキスト形式で表示されます。

 
{DateToStrPl(DataSource.Column1,true)} - 日付がテキスト形式で、ポーランド語で、最初の文字が大文字になるように表示されます。

 
{DateToStrPl(DataSource.Column1,false)} - 日付は、テキスト形式で、ポーランド語で、最初の文字が小文字のものが表示されます。

 
{DateToStrPtBr(DataSource.Column1)} - 日付がテキスト形式で、ブラジル語で表示されます。
 

{Insert(,,)}

ある文字の後にある値を別の値に挿入します。

引数では、以下のように指定される。
テキストを挿入する値(文字列型)

値が挿入される、文字の番号(int 型)

挿入する値(文字列型)
文字列型の値を返す

{Insert("25",2," dollars)}のようになります。- 値25において、2番目の記号の後に、値ドルが挿入されます、すなわち、結果は25ドルになります。
 
{Insert(DataSource.Column1,2,DataSource.Column2)} - Column1の値で、2番目の文字の後に、Column2の値が挿入されます。例えば、Column1がCategory、Column2がProductsの値を含む場合、結果はCaProductstegoryとなります。
 
 

{Left()}

値の左側から指定された文字数分表示します。
値は文字列型stringと表示する文字数(int型)の引数で指定します。
文字列型の値を返す

{Left("Beverages", 4)} - Beverages 値から 4 文字のみが表示され、結果は Beve になります。
 
{Left(DataSource.Column1, 2)} - 各Column1値の最初の2文字のみが表示されます。

{Length()}

指定した値の文字数を表示します。

引数で値を指定する(文字列型)
int型の値を返す

{Length("Beverages")}となります。- の場合、値Beveragesは9文字で構成されているため、結果は9となります。
{Length(DataSource.Column1)} - Column1の値ごとに文字数が計算され、その結果が表示されます。

{Mid()}

値から文字を表示します。この場合、参照位置を設定することができます。
引数では、以下のように指定します。
値(文字列型)

参照位置のインデックス(int型)

表示する文字数(int型)
int型の値を返す

{Mid("Beverages",2,3)} - 最初の2文字の後に3文字の記号が表示され、結果はver.Beveragesとなります。
 
Mid(DataSource.Column1,3,2)} - すべての値について、最初の3つの文字の後に2つの文字が表示されます。

{Persian()}

指定された数値をペルシア語の数値に変換する
値は文字列型または int 型の引数で指定
文字列型の値を返す。

{Persian(5)} - 2番がペルシャ語表記になります。
{Persian(DataSource.Column1)} - Column1からのすべての数字がペルシャ語のスペルになります。

{Remove()}

指定された位置のインデックスから指定された文字数を削除します。
引数には、以下を指定します。
値(文字列型)

参照位置のインデックス(int型)

削除する文字数(int 型)
 int 型の値を返す。
 

{Remove("Beverages",2,3)} - 2文字目以降、3文字が削除され、結果はBeagesになります。
 
{Remove(DataSource.Column1,3,2)} - Column1のすべての値に対して、最初の3文字の後に2文字が削除されます。

{Replace(,,)}

特定の文字またはその組み合わせを他の文字に置き換えます。
引数には、以下のものを指定します。
置換される値(文字列型)。

置換される文字(文字列型)。

挿入する文字(文字列型)
文字列型の値を返す。

{Replace("Beverages", "ver", "NEW")} となります。- とすると、値Beveragesのverの文字がNEWに置き換えられ、結果はBeNEWagesとなります。
 
{Replace(DataSource.Column1, "rex", "sum")} となります。- REX文字の組み合わせが発生するColumn1の値では、REXはSUMに置き換えられます。rexの組み合わせがない値では、置き換えは行われません。

{Right()}

値の右側から指定された文字数分表示します。
値は引数でstring型と表示する文字数(int型)を指定
string型の値を返します。

{Right("Beverages",3)} - 値の右側から3文字が表示される、例。
 
{Right(DataSource.Column1,4)} - Column1の値に対して、右側から4文字が表示されます。

{Roman()}

アラビア数字をローマ数字に変換します。
引数に数値(int 型)を指定します。
文字列型の値を返します。

{Roman(4)} - 数字の4はローマ字表記になります。
{Roman(DataSource.Column1)} - Column1からのすべての数字がローマ字表記になります。

{Substring()}

指定された位置から一定数の文字を表示します。
引数には、以下を指定します。
文字が表示される値(string型)。

位置のインデックス(int型),何文字スキップするか。

表示する文字数(int型)
文字列型の値を返す。

{Substring("Beverages",6,3)} - 最初の6文字がスキップされ、3文字が表示され、結果はGESとなります。
 
{Substring("Beverages",0,2)} - ゼロから始まる2文字が表示され、結果はBeとなります。
 
{Substring(DataSource.Column1,1,4)} - 1文字目がスキップされ、2文字目から4文字カウントされます。これが、レポートに表示されるColumn1の各値の結果です。

{ToCurrencyWords()}

通貨値をテキストで表示します。
引数には、以下を指定します。
数値(double型、decimal型、long型)。

値(trueまたはfalse)を指定して、大文字で表示したり、セントを表示することも可能(bool型)。

通貨とセントの単一形式と複数形式(string 型)。

ISOコードを指定することができる(文字列型)

また、整数部の基本単位と分数を指定することができる

 

このほか、さまざまな引数の組み合わせが可能である。また、この関数には、異なる文化に対応した型も存在します。

 
文字列型の値を返す
 

{ToCurrencyWords(100)} - 使用される通貨はアメリカのドルなので、結果は100ドルと0セントとなります。
 

{ToCurrencyWords(Products.UnitPrice)} - すべての商品価格がテキストとして表示されます。
 

{ToCurrencyWords(100,true,false)} - 最初の大文字が表示され(trueに設定されているため)、セントは表示されません(falseに設定されているため)、結果はOne hundred dollars(100ドル)となります。
 
{ToCurrencyWordsEnGb(1.25, "EUR",2)} - ISO コード EUR が適用され、結果は 1 ユーロ 25 セントとなります。

 

 

{整数部の基本単位をドル、小数部の基本単位をセント、変換する数を1.25、そして変換する小数点以下の桁数を指定し、値trueは入力が大文字から始まることを意味します。

{ToLowerCase()}

値を小文字で表示します。
引数で値を指定する(文字列型)
文字列型の値を返す。

{ToLowerCase("EURO")}となります。- の場合、結果はユーロになります。
{ToLowerCase(DataSource.Column1)} - この列のすべての値が小文字で表示されます。

{ToOrdinal()}

数字を序数に変換します。
値は引数で指定(long型)
文字列型の値を返します。

{ToOrdinal(25)} - - 結果は25番目です。
{ToOrdinal(DataSource.Column1)} - この列のすべての値が序数表示に変換されます。

{ToProperCase()}

テキストを書式変換:最初の文字を大文字、残りの文字を小文字に変換します。
値は引数で指定(string 型)
string 型の値を返します。

{ToProperCase("dOllars")}-結果はDollarsです。-結果はDollarsです。
{ToProperCase("dollars")} - 結果はドルです。- 結果はDollarsです。
{ToProperCase("dOLLARS")} - 結果はドルです。-結果はDollarsです。
{ToProperCase(DataSource.Column1)} - この列のすべての値は、最初の文字が大文字で、残りの文字が小文字になります。

{ToUpperCase()}

値を大文字で表示します。
引数で値を指定(文字列型)
文字列型の値を返します。

{ToUpperCase("dolls")}の値を返します。- の場合、結果は DOLLARS になります。
{ToUpperCase("dOllars")}の場合、結果はDOLLARSです。- の場合、結果は DOLLARS です。
{ToUpperCase("dOLLARS")}の結果はDOLLARSです。- の場合、結果はDOLLARSです。
{ToProperCase(DataSource.Column1)} - すべての値が大文字で書き込まれます。

{ToWords()}

数字をテキストで表示します。
引数では、以下のように指定されます。

テキストに変換される数値(10進数、double、long)。
最初の文字を大文字で表示するか否かの真偽値
ヌル値や空値を返すための真偽値
また、true や false の値を指定して、結果を女性的な形にすることも可能です
 
文字列型の値を返す

{ToWords(100)} - 結果は 100 です。
{ToWords(100, true)} - 結果は 100 です。
{ToWordsEnIn(0,false)} - 結果はゼロです。
{ToWordsEnIn(0,true)} - 結果がありません。
{ToWordsEs(100,true,true)} - 結果は大文字で始まり、女性形では Cien となります。
{ToProperCase(DataSource.Column1)} - すべての値がテキストで表示されます。

{Trim()}

行頭または行末の空白をトリミングします。
引数で値を指定(文字列型)
文字列型の値を返します。

{Trim(" ➠1ドル➠ ")}となります。- この場合、結果は「ɺ1ドル>」となります。
{Trim(DataSource.Column1)} - 各値の前後にあるスペースは切り捨てられます。
 

{TryParseDecimal()}
{TryParseDouble()}
{TryParseLong()}

値が10進数、double、longに変換されているかどうかをチェックします。
値は引数で指定(文字列型)
bool 型の値を返します。trueなら変換成功、それ以外はfalseとなります。

{TryParseLong("100")}- 値はlongに変換できます。
{TryParseLong(" { 100")}のようになります。- の場合、結果は False です。値を long に変換できません。
{TryParseLong(DataSource.Column1)} - 各値がlongに変換される可能性があるかチェックされます。

 

合計