リストに番号を付けることが必要な場合があります。そのようなときは、列挙リストを使うと便利です。下の図に列挙リストを示します。
行の数を式に追加するには、システム変数Lineを使用することができます。例えば、次のような式を使うと、上の図のような結果になります。
{Line}.{Products.ProductName}
Line システム変数は、現在の行の番号を返します。つまり、このシステム変数は最初の行に1、2番目の行に2、...を返す。このシステム変数の型は Int64です。Lineシステム変数は算術式の中でも使うことができます。 もし、0から始めるのであれば、次のような式が必要です。
{Line - 1}.{Products.ProductName}
Lineの他に、LineABCとLineRomanシステム変数もリスト列挙に使用 することができます。LineABCシステム変数は、行の番号の代わりにアルファベットのインデックスを返します。LineRomanシステム変数は、行の番号のローマ数字を返します。例えば、LineABCシステム変数が使用されたレポートを下の図に示します。
システム変数LineRomanが使用されているレポートを下図に示します。
LineABCとLineRomanシステム変数は、Lineシステム変数と異なり、数値を文字列として返します。たとえば、文字を小文字にしたリストを列挙するには、次のような表現が可能です。
{Line.ToLower()}.{Products.ProductName}
