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[帳票開発ツール]Stimulsoft レポート&ダッシュボード ユーザーマニュアル

 

レポートを作成する際、ある条件に該当するデータソースの行を印刷する必要がある場合があります。必要な行を選択するために、データフィルタリングが使用されます。データフィルタリングはデータバンドのフィルタープロパティを使用して設定します。フィルタープロパティの他にフィルターオンプロパティも使用することができます。このプロパティは、フィルタリングの動作を制御します。

 

 

フィルターはどのように動作するでしょうか?各フィルタには、条件が設定されています。 条件がtrueに設定された場合、その計算結果がtrueであれば、そのデータ行が出力されます。計算結果がfalseの場合、この行は無視されます。各バンドは、複数のフィルターを含むことができます。例えば、データソースの列の1つが文字列定数と等しいかどうかをチェックすると同時に、この列の値が確定文字で始まっていなければならないというような場合です。フィルタリングの設定は データバンド設定のウィンドウで行います。(フィルタブックマーク)下図はそのようなウィンドウです。

 

 

フィルタブックマークです。

フィルターパネル。 各データ バンドには、1つまたは複数のフィルターが含まれる場合があります。

新しいフィルターを選択するためのボタンです。

選択したフィルターを削除するボタンです。

論理演算のタイプ。どのようなフィルターが形成されるかによります。このフィールドはデータ バンドに複数のフィルターが含まれる場合に使用できます。論理的なAndと論理的なOr 2つのオプションがあります論理And選択すると、すべてのフィルターがtrueに設定されている場合、データ行が出力されます論理Or選択した場合、少なくとも1つのフィルターが trueに設定されていれば、データ 行は出力されます

フィルターオン フラグは、データバンドのフィルタを有効/無効にするために使用されます。

 

各フィルタは、データ行処理の条件となります。条件を設定する方法は2つあります。

ウィザードを使用して条件を設定します。

条件を式で設定します。

 

 

下図で、図1は条件の出し方が示されているフィールドです。

 

 

 

How to set a condition using the wizard

 

On the picture below the panel of setting a condition using the wizard is shown.

 

 

条件を選択する方法。

このフィールドは、条件が動作するデータの種類を指定します。データの種類は5つあります。 文字列数値日付ブール値です。データ型は、レポートツールが条件を処理する方法に影響します。例えば、データ型が文字列の場合、文字列を扱う方法が使用される。さらに、データ型によって、条件で利用可能な操作のリストが変更される。例えば、データ型が文字列の場合のみ含む操作が利用可能です。

フィールドには、データソースのカラムが指定される。このカラムの値が条件の最初の値として使用されます。

条件値の計算を行う演算の種類。利用可能な演算の種類はすべて表にまとめられ、下の図に示されています。

 

 

フィルタの条件となる2つ目の値です。いくつかの操作では、2つの値を指定する必要があります。例えば 間である 操作では、2つの値を指定する必要があります。

 

 

各データ型に対する操作とその説明を下表に示す。

 

操作名

データの種類

説明

文字列

数値

日付

ロジック

等しい

最初の値と2番目の値が等しければ、その条件は真である。

等しくない

最初の値が2番目の値と等しくない場合、その条件は真となる。

 

間である

 

 

最初の値が範囲内であれば、条件は真である。

 

間でない

 

 

最初の値が範囲内でない場合、条件は真となる。

 

より大きい

 

 

最初の値が2番目の値より大きければ、その条件は真である。

 

以上

 

 

最初の値が2番目の値より大きいか等しい場合、その条件は真である。

より小さい

 

 

最初の値が2番目の値より小さい場合、条件は真である。

以下

 

 

最初の値が2番目の値より小さいか等しい場合、その条件は真である。

含む

 

 

 

 

最初の値が2番目の値を含んでいる場合、その条件は真となる。この操作は、文字列に対してのみ適用できます。

 

含まない

 

 

 

 

最初の値が2番目の値を含まない場合、その条件は真となる。この操作は文字列に対してのみ適用可能である。

 

で開始

 

 

 

 

最初の値が2番目の値で始まっている場合、条件は真となる。この操作は文字列に対してのみ適用可能である。

 

で終了

 

 

 

 

最初の値が2番目の値で終わっている場合、条件は真となる。この操作は文字列に対してのみ適用可能である。

 

 

 

条件を式で設定する方法

 

条件として型を使用する場合 、条件はブーリアン値を返すテキスト式として設定されます。下図は、設定のパラメータを示したものです。

 

 

式の選択方法です。

このフィールドには、式を指定します。ブール値を返すはずです。例えば、C#の式の例になります。

 

 

Customers.ID == 53447

 

 

式がブーリアン型でない値を返す場合、レポートツールはこの型の式をレンダリングすることができません。