条件付き書式を使用すると、テキストコンポーネントにおいて、そのテキスト表現を条件で指定されたテキスト表現に置き換えて、テキストを変更することが可能です。下図は、レポートページです。
例えば、Phone列のエントリーが (5)の文字から始まるという式を、すべてのテキストコンポーネントに割り当てる必要があります。データバンドで{Customers.Phone}式を持つテキストコンポーネントを選択し、条件エディタを 呼び出します。そして、条件を設定します。 最初の値としてCustomers.Phone 列のデータを選択し、2番目の値として (5) 文字を指定します。また 、「操作比較」を 「で開始」の値に設定します。 書式設定オプションを変更します。 この場合、［式の代入］を有効にして、置換先の式を指定します。 例えば、"Mexico "という式を指定します。下図は、条件エディタのダイアログボックスです。
レポートテンプレートに変更を加えると、レポートエンジンは指定されたパラメーターに従ってテキストコンポーネントの条件付き書式設定を実行します。この場合、指定された条件に一致するテキストコンポーネントのテキスト表現が割り当てられます。下図は、条件付き書式を使用してレンダリングされたレポートのページです。
上の図のように、Phone 欄のテキスト部品で、 (5)の文字で始まる項目への式の代入が行われます。
