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HTML形式でレポートを出力する場合、 この形式の次のような 特徴を考慮する必要があります。
テキストが表のセルに水平に収まらない場合、ブラウザは自動的にテキストを次のページに送ります。
表のセルに文字が収まらない場合、ブラウザは自動的に表のセルの高さを高くします。
このようなテキストの動作は 、 ネットビューワや WPF ビューワ(Winビューワ)で、 テキストコンポーネントの ワードラップと 拡張可のプロパティを trueに設定することで実現できます。
HTML 形式では( Web ビューアでも)、この2つのプロパティの値が何であっても、テキストコンポーネントは同じ ように表示されます。 例えば、レポート・テンプレートに2つのテキスト・コンポーネントを配置します。最初のコンポーネントに長いテキストを挿入し、2番目のコンポーネントに短いテキストを挿入します。ワードラップと拡張可のプロパティを falseに 設定します。下図は、レポートテンプレートです。
Winビューアーでレポートをレンダリング すると、下図のように表示されます。
図にあるように、1つ目のテキストコンポーネントではテキストがフィットせずカットされ、2つ目のテキストコンポーネントではテキストがテキストコンポーネントにフィットしてそのまま表示されています。ここで、両方のコンポーネントでワードラッププロパティを trueに設定します。 レンダリング後、Winビューアでは下図のようなレポートが表示されます。
図のように、1つ目のテキストコンポーネントのテキストが2行目に折り返されています。しかし、このコンポーネントは高さが伸びていないため、テキストはこのコンポーネントにフィットせず、カットされています。2つ目のコンポーネントでは、テキストはこのコンポーネントにフィットし、変更されずに表示されています。どちらの方法でも、Web上のHTML形式のテキストは次のように表示されます。
これらのテキストコンポーネントの拡大可プロパティを trueに設定すると、Winビューアと Webビューアで同じレポートが表示されるようになります。